大草原の小さな家「わたしの母さん」はどんなお話?
あらすじや感想を知りたい方はこのページを読めばわかります。
ローラとメアリーが初めて学校に行く日がやってきました。
二人は学校で丈の短いスカートをからかわれますが、先生は素敵な人でした。
ローラは勉強が嫌で学校にも行きたくなかったのですが、優しい先生に出会い、学校や読み書きの勉強が楽しくなります。
でも学校には意地悪なネリーがいました。
ネリーの母親のオルソン夫人とキャロラインも最悪な出会いをしますが……
ローラとメアリーの学校生活が始まり、それを中心に起こる様々な出来事を描いたストーリーです。
書いている人は、最近のドラマにあまりハマれるものがないアラフィフ女子、mariaです。
大人になってからふと懐かしい「大草原の小さな家」を観なおしたところ、どハマりしました。
今は昔の懐かしいドラマや映画を観る日々です。
おすすめ度
おすすめ度 ★5
意地悪なネリーが初登場です。
ローラとネリー、キャロラインとオルソン夫人の関係が面白いのでおすすめです。
キャロラインの魅力や素晴らしさも良く描かれていいます。
出番の多いキャラクター
ローラ
メアリー
ビードル先生
キャロライン
ネリー
オルソン夫人
大草原の小さな家「わたしの母さん」のあらすじ
ローラとメアリーが初めて学校に行く日がやってきました。
ローラは学校に行きたくないのですが、チャールズとキャロラインの説得でしぶしぶ登校します。
学校へ向かうローラとメアリーの後ろ姿を、チャールズとキャロラインは感慨深く見送ります。
素敵なシーンです。
学校に着くと、ローラとメアリーは丈の短い服から出た脚を「にょっきり脚の鳥」だと生徒たちにからかわれます。
綺麗なドレスを着た巻き毛の少女ネリーは「田舎の子ね」とまで言います。
でもビードル先生は綺麗で優しい先生で、ローラとメアリーを歓迎してくれます。
文字を書いてき消せる黒板を初めて見て「魔法みたい」と驚くローラが可愛いです。
家に帰って、ローラたちはさっそく学校のことを両親に報告します。
ローラはビードル先生が美人でいい香りがすると言い、ネリーは嫌いだと言います。
誰とでも仲良くするようにと言い聞かせるチャールズとキャロラインでした。
翌日、ローラとメアリーは学校で使う石板とノートを買いにオルソンの店へ行きます。
二人はそこでもネリーに意地悪を言われます。
父親のオルソンさんは優しくて良い人なんですがね…。
学校に行く前はアルファベットしか読めなかったローラでしたが、優しいビードル先生に教えてもらい、読み書きを一生懸命頑張るようになります。
愛犬ジャックと一緒に勉強してるローラ。
時々出てくるジャックが微笑ましいです。
ある日キャロラインは卵を売りにオルソンの店に行きました。
そこで初めてオルソン夫人と出会います。
オルソン夫人は難癖をつけて、キャロラインの持ってきた卵を安く買い叩きます。
頭にきたキャロラインは、その場では引き下がりますが、今後はオルソン夫人と闘うとチャールズに強く宣言して……。
大草原の小さな家「わたしの母さん」の感想
意地悪娘ネリーの初登場です。
金髪縦ロールで青い瞳、とても綺麗な子ですが、最初からかなり意地が悪いです。
でもそれがネリーのネリーであるが所以。
オルソン夫人の高慢で意地悪なところをそのままきれいに受け継いでいて見事です。
そんなネリーやオルソン夫人に負けていない強気なローラとキャロラインが魅力的。
つまりはどちらの親子も似ているんですよね。
ビードル先生も初登場です。
すぐにローラの憧れの人になるビードル先生も魅力的に描かれています。
優しく、厳しく、レモンバーベナのいい香りがする綺麗なビードル先生。
ローラがキラキラした目でビードル先生のことを語ったとき、「母さんを持ち出すほどの美人なの?」と自然にのろけるチャールズが微笑ましいです。
キャロラインはたしなめていましたが、いつもラブラブなチャールズとキャロラインですね。
ネリーの意地悪についに喧嘩をしてしまうローラもですが、オルソン夫人に負けていないキャロラインも意外と気が強いです。
オルソン夫人の嫌味にカッとして、見栄を張って高い服の生地を買ってしまったキャロラインには共感してしまいます。
あんな意地悪を言われたら…ね。
夫のオルソンさんはローラたちにもキャロラインにも優しく良識のある人なので、なぜハリエットのような人と結婚したのかは永遠の謎です。
キャロラインが買った青い生地は、本当に素敵なドレスになります。
どんなドレスになったかは、ぜひこの話の後半をご覧ください。
またここで作られたドレスは今後のストーリーでも何度も出てくるのですよね。
それを見るたび、この「わたしの母さん」の話を思い出します。
ストーリーの終盤、学校で授業参観が行われることになります。
そこで作文を発表することになり、まだ読み書きに自信がなく不安なローラと「一生懸命やればいい」というキャロラインの会話も心に残りました。
ローラが発表した「わたしの母さん」の作文はキャロラインではなくとも感動してしまいます。
でもローラの素晴らしい作文の裏には秘密があって。
それを優しくとがめるキャロラインと、正直にビードル先生に罪の告白をするローラ。
ビードル先生がローラを叱らないのが良かった!
一方、ネリーが発表した「わたしの家自慢」の作文は強烈です。
嬉しそうに聞いているオルソン夫人と、肩身が狭そうな夫のネルスの様子が可笑しい。
それにしてもネリーは毎日綺麗なドレスをとっかえひっかえ。
ドレスと色を合わせたリボンを必ずつけているのもネリーのポイントです。
オルソン夫人が色々用意して着替えさせているんだろうなあ…。
お金持ちのオルソン家と、裕福ではなくとも豊かなものがあるインガルス家との対比が見事な話でした。
インガルス一家の魅力を際立たせるためにも「大草原の小さな家」にはオルソン家は必要不可欠な存在です。
これからのネリーとオルソン夫人の活躍が楽しみになる一話でもありました。
見どころ
ネリーとオルソン夫人の意地悪さ、それに負けていないローラとキャロラインの気の強さ。
この攻防は見どころです。
ローラの作文と、キャロラインの作る青いドレスも。
どちらも思い出に残るものです。
素敵なビードル先生とネリーのファッションもお見逃しなく。
つっこみポイント
完成した青いドレス…キャロラインの洋裁の腕が素晴らしすぎたところです。
いえ、いいのです。
感動ポイントでもあるので。
最後に
大草原の小さな家「わたしの母さん」は、学校に行き始めたローラとメアリー、それにまつわるお話です。
お金では買えない大切なものがあることを教えてくれるストーリー。
意地悪なネリーとオルソン夫人の出番も多く、その意地悪っぷりを楽しめます。
どうぞお見逃しなく。